
「新年度所信表明」本田会長 ・ 「幹事卓話」西脇幹事
「新年度所信表明」本田会長
皆様、本日はお集まりいただきありがとうございます。新年度会長の本田です。2025-26年度に私がどのような活動を考えているのか、皆様にお伝えしたく、お時間を頂戴いたしました。スクリーンの資料は昨晩送付となってしまい、ご迷惑をおかけしました。
さて、これまでの奉仕事業を振り返りますと、青少年奉仕事業では、こども食堂の支援を行ってきました。国際奉仕事業としては、元会員の長坂さんのご兄弟がブラジルにいらっしゃるご縁でアマゾンの植林事業を、またカンボジアの小学校支援も継続してきました。先輩方の中には、実際にカンボジアへ足を運ばれた方もいらっしゃいます。環境保全事業では「おおだの森」の環境整備や形埜小学校の水質検査支援、ホタルの保全活動を行ってきましたが、こちらは現在、新たな取り組みができていません。
本日はその中でも特に「青少年奉仕事業」と「国際奉仕事業」に焦点を当ててお話したいと思います。私自身、保育園の園長を務めていることもあり、「青少年奉仕事業」には特別な思いがあります。これまで「青少年」というと小中学生が主な対象でしたが、今後は「幼年期」、すなわち就学前の子どもたちにも注目していきたいと考えています。これは、新生児から6歳までの幼年期が、人間の生涯で最も大きく成長する時期であり、特に脳の機能の90%がこの時期に完成するという研究結果に基づいています。この時期に培われる「非認知能力」—やる気、忍耐力、協調性、自制心といった「生きる力」こそが、生涯にわたって必要となる大切な力だからです。
しかし、この幼年期の子どもたちを取り巻く社会には、保護者の収入格差、虐待、ひとり親家庭、少子化、核家族化、そして「発達障害」など、多くの課題が山積しています。特に発達障害については、早期発見・早期療育がその子の特性を活かし、社会の一員として生きていくために非常に重要だとされています。岡崎市には発達支援センターがあり、私たちはそこへ物品を寄贈することで療育支援を強化したいと考えています。また、障害の有無にかかわらず、子どもたちが一緒に交流できる機会も設けたいと思っています。
次に、国際奉仕事業についてです。これまではアマゾンやカンボジアといった国外での支援が主でしたが、今後は国内でできる国際奉仕にも目を向けたいと考えています。日本の人口減少は避けられない現状であり、すでに多くの外国人労働者の方々が私たちの生活を支えてくださっています。コンビニエンスストアや解体業、ファストフード店など、様々な場所で彼らの存在を感じることができます。このような状況を踏まえ、国外への支援もさることながら、未来を考えれば国内での外国籍の方々との交流と相互理解が不可欠だと考えています。
そこで、8月23日には、日本の伝統文化に触れる機会として、盆踊りや打ち上げ花火、岡崎特有の金魚花火の鑑賞、伝承玩具作りなどを通じた交流会を企画しています。詳細は国際奉仕委員長の佐藤さんにお尋ねください。
岡崎東ロータリークラブの奉仕活動は、常に「未来」を見据えています。より良い明るい未来のために、今何ができるかを考え、活動してまいります。この一年、どのような状況にあっても、共に生きる人々を育成し、未来社会を構築していくために、クラブの未来と繋がりを培っていきたいと願っております。どうぞ一年間、よろしくお願いいたします。
「幹事卓話」西脇幹事
皆様、本田会長に少しだけお時間をいただき、ご挨拶させていただきます。本年度もどうぞよろしくお願いいたします。幹事として、本田会長の目指すものを実現できるよう、しっかりと務めてまいります。
会長の卓話にもありましたように、今年は幼少期の子どもたちへの支援に力を入れていきます。年間を通して、このテーマに関する卓話も企画しておりますので、ぜひご期待ください。
年間行事計画をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、主な事業についてご説明いたします。まず直近では、国際奉仕事業として「盆踊り大会」を8月23日土曜日に開催します。萬徳寺さんでの例会後、桜城橋で盆踊りを行いますので、ぜひご参加ください。キッチンカーも出店し、ポリオ募金なども行う予定です。
次に、ロータリー財団の寄付を活用した青少年奉仕事業として、10月30日木曜日には「幼育事業」を行います。これは福祉の村のこども発達支援センターでの移動例会となります。本田年度の目玉事業の一つですので、青少年奉仕委員の皆様をはじめ、各奉仕委員の皆様のご協力をお願いいたします。
その他、随時卓話を企画していきます。幼育に関する卓話等にご協力いただける方がいらっしゃいましたら、ぜひお声がけください。
大きな事業は以上の通りですが、他にも月見例会、花見例会、5月の親睦家族例会など、楽しい企画も盛りだくさんです 。皆様に例会にご出席いただき、共に時間を共有しながら、一年間楽しく活動していければ幸いです。
本年度もどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。