
2025.10.02 「最近のロータリーの友について」 ロータリーの友地区代表委員 池森由幸様卓話・会長あいさつ
![]()
![]()
![]()
![]()
卓話:「最近のロータリーの友について」 ロータリーの友地区代表委員 池森由幸様
皆さん、こんにちは。ただいまご紹介にあずかりました、名古屋千種ロータリークラブの池森です。ロータリーでは何かと頼まれると「イエス」と言ってしまう性分でして、色々な役をさせていただいております。
さて、今日は「ロータリーの友」についてお話しします。これはロータリーの公式な情報誌ですが、ただの会報ではありません。例えるなら、クレジットカード会社が発行する情報誌のようなものです。カードの利用を促すだけでなく、読者の興味を引くための様々な企画記事が載っていますよね。例えば「オリエント急行の旅」という広告だけでは心は動きませんが、そこにアガサ・クリスティの小説のエッセイがあれば、「行ってみたいな」と思うかもしれません。それと同じで、「ロータリーの友」も、ただ活動報告を載せるのではなく、皆さんが「面白いな」「自分のクラブでもやってみよう」と思えるような魅力的な情報発信の場なんです。誌面には、RI会長からのメッセージはもちろん、全国のクラブの活動紹介が写真付きでたくさん掲載されています。皆さんのクラブで何か事業をなさる時は、ぜひ投稿を考えてみてください。その際のポイントですが、ただの集合写真だけではなかなか採用されにくいんです。活動している「楽しそうな」様子が伝わる写真と、事業の内容がわかる写真を組み合わせると、ぐっと掲載されやすくなりますよ。また、「私の1冊」という書評コーナーや、夏井いつき先生が選者を務める人気の俳壇など、趣味のページも充実しています。全国のロータリアンがどんなことに興味を持っているのかを知るのも面白いものです。
このように、「ロータリーの友」は、いわばロータリアンがロータリアンのために作る「内向きの広報ツール」です。ここに掲載された情報を学び、ご自身のクラブ活動に役立てていただきたい。そして、皆さん自身の活動も、この場を通じて全国の仲間にどんどん発信していただきたいのです。生き生きとした活動報告が、他の誰かの「自分たちも行動しよう」という意欲に繋がります。「ロータリーの友」を大いに活用して、皆でロータリー活動をさらに楽しんでいきましょう。
会長あいさつ
皆さん、こんにちは。先日のガバナー公式訪問におきましては、皆様の多大なるご協力のおかげで、無事にホストクラブとしての責務を果たすことができました。心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。さて、すっかり秋らしくなりました。スポーツの秋にちなんで、今日は一つ、運動会での心に残るお話をさせていただきます。
数年前、わが保育園の運動会での出来事です。年長さんのリレーで、いつも圧勝していた青チームが、本番でも独走態勢に入っていました。ところが終盤、まさかのバトンミス。あっという間に他のチームに抜かされ、勝利は絶望的になりました。青チームの子どもたちが落胆する中、アンカーの子は、悔し涙を流しながらも、ゴールまで自分の精一杯の力で走り抜いたのです。その姿に、会場にいた誰もが胸を打たれ、大きな声援を送りました。結果は3位でしたが、最後まで諦めずにやり抜くその走りから、私は「諦めない勇気」の尊さを改めて教えられました。子どもたちの懸命な姿は、今も私の心に焼き付いています。