
2025.10.23 卓話:「第37回海外派遣研修及び第2回能登支援ボランティアの報告」光ヶ丘女子高等学校インターアクトクラブ
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会長 谷川友萌様・副会長 波江野侑様・幹事 江坂歩弓様
皆さん、こんにちは。本日は、私たち光ヶ丘女子高等学校インターアクトクラブの活動報告をさせていただきます。前半は「第2回石川県能登支援ボランティア」、後半は「海外派遣研修」についてご報告いたします。
まず、能登支援ボランティアです。 私たちはこの夏、8月4日から6日にかけて、岡崎城西高校の皆さんと一緒に能登半島へ行きました。「少しでも被災地の力になりたい」という思いで参加を決めました。
能登半島地震から1年9ヶ月が経ち、テレビなどでの報道はほとんどされなくなりましたが、私たちが想像していたよりも復興は進んでいませんでした。震災当初のニュースで見た倒壊した建物は片付けられていましたが、そこは更地になっており、土砂崩れや道路のひび割れも多く残っていました。まだまだ復旧には時間がかかると実感しました。
現地では、輪島市町野町で水田の草刈りや土嚢運搬、ゴミ拾いなどを行いました。炎天下の作業は大変でしたが、地域の方々がとても温かく迎えてくださり、安心して取り組むことができました。また、現地の方のお話では、地震だけでなく、その後の豪雨による農地の被害も非常に大きいと伺いました。
仮設住宅では交流会を開き、岡崎の名産である八丁味噌を使った料理や、花火、ミサンガ作りなどを準備しました。たくさんの方が訪れて笑顔になってくれたのが本当に嬉しく、終わった時には「ありがとう、また来てね」と声をかけていただき、心の底から来てよかったと思いました。
このボランティアを通して、私は「行動することの大切さ」を学びました。自分一人の力は小さいかもしれませんが、現地の方と話をし、笑顔を共有することで、少しでも心の支えになれるのではないかと感じました。また、現地の状況を知り、それを周りに伝えることも大切な支援の一つです。
続いて、7月23日から29日にかけて行われた、オーストラリアへの海外派遣研修について報告します。 オーストラリアでは、午前10時頃に軽食をとる「モーニングティー」という特有の習慣や、広告が電子看板であること、日本のように自動販売機がほとんどなく飲み物の値段が約2倍することなど、日本との多くの違いを発見しました。ターキーがカラスのように街の至る所にいたのも驚きでした。 この研修を通して、言葉が通じなくても、伝える努力をすることの大切さを学びました。日本との違いを発見できたことは、とても刺激的な経験でした。
私たちの活動報告は以上です。今回の能登支援ボランティア、そして海外派遣研修は、岡崎東ロータリークラブ様のご支援を受けて行うことができました。本当にありがとうございました。これからも、世界に交流の輪を広げながら、ボランティア精神と国際感覚を身につけるため、日々の活動に励んでいきたいと思います。
先生:補足させていただきます。能登支援ボランティアは、岡崎城西高校と合同で今年が2回目となります。昨年は地震発災から半年後の訪問でしたが、今年はさらに豪雨災害も経験された後ということで、生徒たちも去年とは違った視点や目的を持って参加してくれました。現地の方々とも顔見知りになり、「また来年も来てください」とのお言葉もいただきましたので、ぜひ3回目も行きたいと考えております。皆様のご支援あっての活動です。本当にありがとうございました。
会長あいさつ
皆さん、こんにちは。一気に寒くなりましたが、健康にはご注意ください。
さて、来週ですが、地区補助金を使いまして、療育支援事業として「福祉の村 友愛の家」を会場に、ある取り組みを行います。
私たちは皆、生まれた時からそれぞれ「個性」あるいは「特性」を持っています。その度合いが強いと、それを「障害」と呼び、生活に困難さを伴うことがあります。今回は、いくつかある障害のうち「発達障害」に注目して、それを皆で理解し、支援することを目的としています。
発達障害のある方は、社会生活や仕事などで特定の困難さがある一方、特定の分野で非常に優れた能力を発揮することも珍しくありません。
実は、これらの障害を抱えていると公表している有名人がたくさんおられます。例えば、黒柳徹子さん、長嶋茂雄さん、さかなクン、アップルのスティーブ・ジョブズさん、イーロン・マスクさん、トム・クルーズさんなど、本当に多くの方がいらっしゃいます。私たちは、この方々から様々な知見や、今日の便利な生活、そして大きな感動を受け取っています。
発達障害というと、どうしても「空気が読めない」「わがまま」「努力不足」といった評価を受けたり、「変わった人」として孤立したりすることもあります。しかし、ご自身の特性を理解し、適切なサポートを受け、強みを生かせる環境を見つけることで、彼らは多様な社会の一員として、それぞれの持ち味を生かして生きています。それが時には、私たち多くの人に有益なことをもたらしてくれるのです。
今回の療育支援事業は、こうした「多様性を受け入れる」という身近な取り組みでもあります。豊かな近未来の社会を築いていけますよう、皆様のどうぞご理解ご協力のほど、よろしくお願いいたします。