
2026.05.14 卓話: 「アメリカでは外国人、日本でも外国人」辻村菫代様、米山奨学生 呉 宇超君の紹介、会長あいさつ
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卓話:「息子への療育が、私を変えた。私が変わると、社会が変わる」神谷郁子様
皆様、本日はありがとうございます。神谷郁子です。紹介者の西脇謙二君とは小・中学校の同級生で、そんな彼からの縁で今日はお話しさせていただきます。
私の三男、こうちゃんは2歳8ヶ月のときに自閉症と診断されました。今年24歳になる彼は、こだわりが強くパニックを起こすこともありましたが、今はお手伝いをしてお小遣いを稼ぎながら、穏やかに暮らしています。振り返れば、これまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。かつての私は、家事と育児、仕事に追われ、自分の時間はゼロ。こうちゃんのパニックを周囲に申し訳なく思い、外食や旅行も諦める日々でした。ストレスから病を患い、「私さえ我慢すればいい」とネガティブな思考に支配されていた時期もありました。転機となったのは、療育園での出会いでした。専門家の助けを借り、「絵カード」を使って視覚的に伝える工夫を学んだことで、息子との意思疎通が劇的に改善したのです。また、夫からの「たまには一人で出かけていいよ」という言葉に甘え、自分を労わる時間を持てるようになったことも大きな救いでした。
ある日、スーパーで買い物をしていたとき、ふと「この食材も、夫が頑張って働いてくれたお金で買えたんだ」と気づき、自然と感謝の涙が溢れました。その瞬間、私の眼鏡を曇らせていた「ネガティブなフィルター」が外れたのです。息子がいたから、私は今の自分になれました。一人で抱え込まず、多くの人に支えられていることに感謝できるようになりました。もし皆様の周りに、かつての私のように苦しんでいるお母さんがいたら、「一人じゃないよ」と伝えてあげてください。息子が教えてくれたこの幸せの輪を、これからも広げていきたいと思っています。
米山奨学生 呉 宇超君の紹介:稲垣 寿君
米山奨学生の呉 宇超(ゴ ウチョウ)君をご紹介します。私はこれから1年間、彼のカウンセラーを務めさせていただきますが、皆様と共に楽しい時間を過ごしていきたいと思っております。
呉君は中国の山西省出身です。先日、会長・幹事の皆様と懇親の場を持ったのですが、お酒はアルコール度数5%から40%まで何でもいけるという頼もしい一面があります。日本語も非常に流暢ですよ。
彼の歩みを紹介すると、高校卒業後に来日し、京都の日本語学校で2年、長崎の大学で4年学びました。現在は名古屋大学の2年目で、この1年で修士論文と研究を完成させる予定です。現在は日本国内、特に愛知県での就職を目指して活動中ですので、我々も様々な形で応援していきたいと考えています。
名前に込められた意味も素敵なんです。「呉」は呉服の呉、「宇」は宇宙の宇、そして「超」は超越の超。ご両親の深い思いが込められた、非常に覚えやすい名前です。皆様、これから1年間、どうぞよろしくお願いいたします。
呉 宇超(ゴ ウチョウ)君から一言
先ほど紹介していただいた呉 宇超と申します。これから1年間、皆さんどうぞよろしくお願いいたします。
会長あいさつ
先日開催された「11クラブ親善ソフトボール大会」にご参加いただいた野村監督、選手、そして応援の皆さま、本当にお疲れ様でした!わが岡崎東ロータリークラブは、初戦で岡崎南ライオンズクラブBチームと熱戦を繰り広げましたね。主審から「楽しい試合でした」と言葉をいただくほどの好ゲームで、昨年同様「あと一歩で優勝だったのに」と悔やまれますが、早くも「来年こそは早期練習を」との声が上がっています。この勢いで次こそは頂点を目指しましょう!
さて、皆さんは最近映画をご覧になりましたか?先日、小学生のお子さんを持つお母様から、Netflixで配信中の『小学校~それは小さな社会~』というドキュメンタリーを薦められました。山崎エマ監督は、「6歳児は世界中どこも同じようだが、12歳になる頃には日本の子どもは“日本人”になっている」と提言しています。監督自身、海外生活の中で自分の強みである「責任感」や「勤勉さ」の原点が日本の公立小学校にあると気づき、その人間形成の過程を映像に収めたそうです。
1年生が規律を学び、それを6年生が手助けする。その中で、社会の一員としての自覚や「誰かのために動く喜び」を育んでいく様子が描かれています。これからの日本社会を考える上でも、非常に示唆に富む内容です。ぜひ一度、ご覧になってみてはいかがでしょうか。