ニュース・レポート

卓話:「人生の土台を作る乳幼児期」~心の育ちと伝わる伝え方~ 岡崎女子短期大学准教授 丸山笑里佳様・会長あいさつ・3分間スピーチ

会長あいさつ

3分間スピーチ

地区委員会出向委嘱状

地区委員会出向委嘱状

卓話:「人生の土台を作る乳幼児期」~心の育ちと伝わる伝え方~
岡崎女子短期大学准教授 丸山笑里佳様

本日は「人生の土台を作る乳幼児期 ~心の育ちと伝わる伝え方~」についてお話しさせていただきます。普段は女子学生を相手に授業をしておりますので、男性の多いこのような場は少し緊張しております。
会社でもご家庭でも、人間関係や伝え方で悩まれることはどなたもあると思います。実は、そうした人との関わりの土台は、乳幼児期に作られます。有名なエリクソンの発達理論でも、乳児期に培われる「基本的信頼感」が、その後の心の成長の重要な基礎になるとされています。お家を建てるのと同じで、まずは一番下の土台をしっかり築くことが大切なんですね。
また、心だけでなく「感覚統合」という体の動きの土台もこの時期に育ちます。例えば、目で見た情報に合わせて体を動かす「目と手の協応」もその一つです。子どもたちは日々の何気ない遊びを通じて色々な感覚を整理し、それが落ち着く力や集中力の土台になっていきます。
最近は「発達障害」という言葉を使わず、「神経発達症」と呼ぶようになりましたが、生まれつきの特徴が強いと環境とのミスマッチが起こりやすくなります。そこで、そういった方々への対応から学ぶ「伝わる伝え方」のコツを一つご紹介します。
これは大人にも使えるのですが、「肯定的な表現を使う」ということです。否定語に強く反応してしまう方もいらっしゃるので、「走らないで」ではなく「歩こう」というように、どうしてほしいかを穏やかに淡々と伝えていただいた方が、人は動きやすいんですね。
人は一生、人との関わりという環境の中で育ちます。土台が整うと、その人が本来持っている力が発揮されていきますので、今日のお話が皆様の職場やご家庭で少しでもお役に立てば嬉しく思います。本日はありがとうございました。

会長あいさつ

皆様、こんにちは。今日は風も強くて、寒いですね。お集まりいただき、ありがとうございます。今日は皆様に自分自身の体のことを少し感じていただこうかなと思ってお話をさせていただきます。
私たちが日々の生活の中でなにげなく行っていることも、よく見てみると不思議なことばかりです。人間は様々な自身が持っている力を統合して、一つの事を成し遂げていたりします。その一つに感覚があります。視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚。それとあまり聞きなれないのですが、固有覚と前庭覚というのがあるとされています。今お食事をされています。箸を使って食べ物を掴む。視覚、目で見て取りたい食べ物を決めます。そして触覚、箸で挟んで適切な力加減で取り上げてきます。そして臭覚、味覚、美味しさを匂いと味でもって感じ取ります。けれどもここで問題です。箸でつかんで口へと運びますが、自分で見えていない口にどうして運び入れることができるのでしょう。また、カバンを背負うときカバンが見えなと思いますが、どうして背負うことができますか。もっと身近に、ここの会場に階段を上って来た方、一段一段の高さを確認して昇って来ましたか。ほとんどの階段の高さを見ないで、足を上げて昇って来られたのではないですか。これ固定覚といわれるもので、筋肉や関節、腱からの情報をもとに、自分の体が今どのように動いているのか、どの位置にあるのかを感じる感覚と言われています。固有覚が働くことで、目を閉じていても手や足の位置を正確に感じ取ったり、力の加減を調整したりすることが出来るようになると言われています。けれども、ちょっとした段差でつまずくことありませんか。これ固有覚の衰えなんでしょうか。本日は、岡崎女子短期大学准教授の丸山笑里佳先生に「人生の土台をつくる乳幼児期」と題してお話しいただきます。現在の私の在り方は、乳幼児期に培われてきたものが土台となっているって思ったことありますか。乳幼児期の大切さをお聞きしたいと思います。

3分間スピーチ:佐野達哉君

皆さんこんにちは。3分間スピーチを担当させていただきます、佐野です。今日は何を話そうかと色々悩んだのですが、最近見つけた浜松のちょっといい観光地についてご紹介したいと思います。
最近、大学生の息子の関係で浜松へ行く機会が多いのですが、浜名湖の近くにある「龍雲寺(りゅううんじ)」というお寺を訪れました。実はこのお寺、息子の部活の監督のご実家なんです。毎年そこでマラソン大会をするというご縁で行ってみたところ、そこになんと、テレビなどでも有名なダウン症の書家、金澤翔子さんが書かれた「般若心経」の立派な書が展示されていたんです。本当に素晴らしい作品なんですが、無料で自由に見学できるんですよ。私自身、以前彼女の「道」という作品を買ったことがあり、不思議なご縁を感じて見入ってしまいました。金澤さんは最近書道家を辞められて、カフェを始められるそうです。将来お母様がいなくなっても一人で自立して生きていけるようにという親御さんの思いが強く伝わってきて、自分たちもそんな教育ができたらなと深く考えさせられました。浜松や浜名湖方面は色々と面白い場所が増えていますので、お近くに行かれる際は、ぜひ龍雲寺にも足を運んで素晴らしい作品をご覧になってみてください。
本日はありがとうございました。