
2026.03.12 卓話: 「新会員卓話」会員 横山忠男君 都築正道君
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「新会員卓話」会員 横山忠男君
皆様、こんにちは。本日は新入会員卓話という貴重な機会をいただき、大変緊張しております。昨夜も自宅でシミュレーションを繰り返していたところ、娘に「お父さん大丈夫?」と心配されてしまうほどでしたが、短い時間、精一杯お話しさせていただきます。
入会から1年が過ぎ、諸先輩方の温かいご指導のおかげで、ようやくロータリーのある生活にも慣れてまいりました。今後とも、末永くよろしくお願いいたします。
さて、私の経営する「株式会社横山商店」についてご紹介します。昭和40年に祖父と祖母がリヤカー一台から始めた、再生資源卸売業の会社です。いわゆる「資源回収」を生業としており、父の代で法人化し、現在は行政の委託事業なども含め、少しずつ形を整えてまいりました。平成29年には合歓木町に事業所を開設し、古紙を圧縮梱包して製紙メーカーへ送るなど、循環型社会の一助となるべく励んでおります。業界内では後発の部類ですが、昨年60周年を迎えることができました。
私個人は、今年で50歳になります。趣味はゴルフやスポーツ観戦で、特に高校球児たちの熱いプレーを見るのが大好きです。これまで地元岡崎で育ち、青年会議所やPTA活動などを通じて多くの縁に恵まれてきました。特にPTA活動では、見返りを求めず地域のために献身的に動く方々の姿に感銘を受け、「いつか自分も地域に恩返しをしたい」という思いを強く持ちました。
昨年、良きご縁をいただいて入会したこのロータリークラブでも、その思いを大切にしていきたいと考えております。微力ではございますが、クラブの発展、そして地域のために精一杯貢献してまいります。ご指導のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
「新会員卓話」会員 都築正道君
皆様、こんにちは。先ほどお話しされた横山さんとは、青年会議所関連の活動を通じて以前から多少交流があり、こうしてロータリーの場でもご一緒できることを大変嬉しく、心強く感じております。
私はこれといった趣味もなく、日々仕事に打ち込んでいる身ですので、本日は私の職業である「土地家屋調査士」の仕事についてお話しさせていただきます。
よく「何をしている人なの?」と聞かれますが、一言で申し上げれば「境界の調査・整理・測量」を専門としています。登記や測量はあくまで手段であり、目的は「境界を正しく扱うこと」にあります。
日本の土地の多くは、明治時代の「地租改正」の際に作られた図面(公図)を基にしていますが、これらは本来、税金を取ることが目的で測量精度も低く、最初から曖昧さを含んでいます。現在、国による「地籍調査」が進められていますが、岡崎市全域が完了するにはあと600年もかかると言われるほど気の遠くなるような事業です。
私たちの仕事は、単に線を引くことではありません。関係者が集まり、過去の資料と照らし合わせながら客観的・合理的な地点を見出し、合意形成を支える「中立な調整役」です。最近の不動産取引では、昔のような「大体このへん」という曖昧さは許されません。ブロック塀のわずかな越境がトラブルになることもありますが、大切なのはそれを事前に整理しておくことです。売った後に揉める問題の多くは、実は売る前に分かっています。
私は現在、名古屋法務局で「筆界調査委員」という非常勤公務員も務めておりますが、境界問題は法律と測量の両面から深い専門性が求められます。
この仕事は、立場や利害の異なる人々の間で納得のいく形を見つける「人と人との仕事」です。これこそが社会の安心を支える基盤であり、ロータリーの「職業奉仕」にも通じるものだと信じております。今後とも、仕事を通じて社会に貢献できるよう精進してまいります。本日はありがとうございました。